阿部 秀司(ひでし) 山形県生まれ 神奈川県在住
1981年大学卒業とともに電気機器メーカにて半導体の開発に従事し、1988年にソニー(株)に転職後イメージセンサの開発に従事し、2018年定年で退職。2019年にリアルビジョンスポーツ(株)を起業し、2022年にプログラミング教室事業を立ち上げる。
プログラミング経験:
社会人2、3年目に、測定器を動かすためBasic言語で、初めて実用的な動くプログラム(Basic)を作る。
以後プログラミングの面白さに惹かれ、半導体開発の本業に加え、サブワークとして当時出始めのMacでc++言語を独学し、3次元シミュレーターを単独で開発した。社内の設計ツールとして普及させる。本業が忙しくなり、40歳前にプログラミングの実務を完全にやめる。定年退職に際して、実現したいサービスをプログラミングで実現させるため、20年以上のブランクであったが、プログラミングを再び独学で開始した。
processingにて3Dアニメーションの基礎開発を1年行い、現在はWebGL(javascript, three.js, HTML)に乗り換えてホームページ上に3次元アニメーションを描画するシステムを開発し現在に至る。(特許出願中)
(プログラミングは年齢が制限にはならないことを身をもって知りました)。
Processing, Javascript, WebGL, HTML, css, Three.js, wordpress, Blender
趣味その他:
50歳から始めたスポーツでダイエットに成功し、トライアスロンとトレイルランで夢だったレースを完走(アイアンマンを56歳で完走、UTMBを61歳)。現在も月間150kmはランニングをする。
運動により体が変化し健康になった経験を活かしたく、より知識とスキルを学ぶ為、60歳でフィットネストレーナーの資格を取得し、若い人に混じってジムのトレーナーを2年間勤める。
最近は、初孫の成長が楽しみで、日本の子供たちの教育にもより関心を持つようになる。
プログラミングは楽しいモノ作り
私は学生時代プログラミングがあまり好きではありませんでした。机の前で座って難しいコードをづうっと打つだけの、ややっこしい退屈な作業と思っていました。
社会人になって、一般教養としてプログラム研修を受けたときも、やっぱり無味乾燥でつまらない、この分野の仕事はやりたくないと漠然と思っていました。
ところが、職場に入って製品開発をするにあたり、付随する業務としてプログラミングをしなければならなくなりました。電気的な測定をするには、手を使って配線するだけでなく、プログラムで測定器を動かさなければならなかったのです。
私は、先輩に教わりながら、1週間かかり試行錯誤して作ったプログラムが、とうとう動いたのです。突然だったので驚き、嬉しくてその感動は今も覚えています。
その後は、新しい測定方法をどんどん作りましたが、製品開発につながるものとして、プログラミングの有用性を肌で理解しました。すでに、プログラミングは退屈なものとかではなく、創造的で面白いものだと思い直しました。
その時代、MacもWindowsも未だ無いときでした。今でははいろんなものがネットにつながり、スマホから動かしたり、動画を投稿したり、誰かと繋がったり、物を買うこともデジタル技術を通して当たり前の世界になりました。
その需要の多さから、それらを裏で動かしているプログラミングの技術者の不足は今後も続くでしょう。特に、コロナで日本のデジタルの遅れが明らかになりました。
現在、身の回りで起きる個人的な課題や社会的な課題を解決する手段として、デジタル技術の活用が望まれています。実際に、不便だなーと思う事を解決するアイディアを思いつき、実際にサービスを生み出すには、広い意味でデジタル技術やプログラミングへの理解がとても役にたつと思います。